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    えん罪救済ボランティア研修 愛知県警に行きました!

    2019年10月09日(水) 法学部新着情報

     えん罪救済学生ボランティアの活動のいっかんとして、2019年9月9日から10日に名古屋に研修に行きました。1泊2日で拘置所、検察庁、愛知県警などを色々周り、刑事司法の現場について理解を深めました。
     愛知県警の訪問記を、1回生の松本萌香さんと、ニバ・チェルシーさんがレポートしてくれました。
    《法学部教授・笹倉香奈》
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     研修1日目の午後に、愛知県警察本部の見学に行きました。
     はじめに警察の仕事内容が分かるビデオを見ました。「ひったくり」という分かりやすい例で、事件発生時から犯人逮捕までの流れが紹介されていました。時には空や海からも、捜査や犯人の追跡をするということが印象的でした。ビデオ鑑賞後、通信指令室、交通管制センター、「コノハズク広場」を見学しました。

     通信司令室とは県内からの全ての110番通報を受信し、管轄警察署やパトカーに事件・事故の発生を知らせ、的確に対応するための場所です。愛知県警では1日に約1700件もの110番通報があり、考えていたより多くの通報があることを知りました。通報を受信する席にはランプが設置されており、通報がかかってきていない時は緑、重要な事件、事故の通報があった場合は赤、重要でない場合は黄色のランプがつくそうです。色分けは信号と同じでした。この場所には大型のスクリーンがあり、県全域の地図にパトロール等を行っているパトカーの位置が写っており、パトカーの位置が特定出来ているため、事件等が起こった時に、近くのパトカーに連絡がいくようになっているそうです。

     交通管制センターとは、県内の大きな道路の混み具合を調べ、混んでいる場所の信号機をコントロールしたり、渋滞情報をお知らせするための場所です。
     交通管制センターには大きなスクリーンがあり、そこに愛知県周辺の主要な道路の図が表示されていました。道路上の車両感知機などの情報をもとにこのスクリーンに渋滞情報や交通量が表示されます。この場所で県内の信号の3分の1の信号を管理しています。また、カーナビやラジオでの渋滞情報はここから発信されている事にびっくりしました。この場所には実寸大の信号もあり、近くで見たときの大きさにも驚きました。

     コノハズク広場には、警察官の昔から現在までの制服や信号機等が展示されていました。展示されている白バイに乗る事や制服を着ることが出来ます。その他様々な体験ができ、楽しめました。
     分かりやすく丁寧な説明を受けて、警察業務についてたくさん学ぶことができました。このような機会をいただいたことに感謝しています。
    《法学部1回生 松本萌香、ニバ・チェルシー》