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    刑事政策ゼミで姫路少年刑務所を参観しました

    2019年10月08日(火) 法学部新着情報

     2019年9月4日、刑事政策ゼミの活動の一環として、2泊3日で行われたゼミ合宿の1日目に姫路少年刑務所を保護司さんたちと参観しました。彦素総務部長の講話に引き続き、施設内を案内して頂きました。
     「少年刑務所」と言うと、20歳未満の少年が収容されているイメージでしたが、実際には20歳以上の成人が多く収容されており、姫路少年刑務所では主に26歳未満で犯罪傾向の進んでいる受刑者を収容しています。参観時での姫路少年刑務所の最年少受刑者は21歳ということでした。少年刑務所は更生に重きを置いており、通常の刑務所とは処遇が異なります。少年刑務所に入所する理由となった犯罪のうち最も多いのは一般の刑務所と同様に窃盗ですが、更生可能性の高い受刑者には、更生を強く意識した教育的処遇が行われています。



     居室、入浴室、職業訓練場などを参観させて頂きました。入浴室では、洗い場や洗面器に番号が振り分けられており、入浴中であっても厳格なルールがあることを実感しました。日中、多くの受刑者が生活する職業訓練場では木工品をはじめ様々な製品が生産されていましたが、これらの作業には職業訓練という意味もあるとのことでした。
     今回、受刑者が実際に生活している場を参観し、職員の方々からお話を伺う機会を得て、受刑者の生活の様子を「知り」、刑事施設の現状を「学ぶ」貴重な経験になりました。
    (法学部3回生 髙木沙織)