新着情報
子どもたちのヒーロー
2018年9月05日(水) 共通教育新着情報
皆さんは小学生の頃、どんな子どもでしたか。好きな子なのにイタズラをして困らせてしまう。
いろいろ喋りたいのになぜか話しかけることさえできない。そんな経験をした人も少なくないはず。
8月27日、甲南大学体育会サッカー部と地域の子どもたちとの交流イベントを行いました。
これは、神戸市東灘区社会福祉協議会のご協力のもとで昨年度から実施しているイベントです。参加してくれた子どもたちのほとんどがリピーター。「久しぶり!元気にしてた?」そうきさくに話しかけてくれるお兄さんたちになぜか子どもたちの反応は微妙です。お兄さんとペアを組んでボールを追いかけていくたびに徐々に緊張はほぐれていきますが、まだまだ感情は抑え気味。「もっと甘えればいいのに…」と少し不安になりながら子どもたちを見ていました。
これは、神戸市東灘区社会福祉協議会のご協力のもとで昨年度から実施しているイベントです。参加してくれた子どもたちのほとんどがリピーター。「久しぶり!元気にしてた?」そうきさくに話しかけてくれるお兄さんたちになぜか子どもたちの反応は微妙です。お兄さんとペアを組んでボールを追いかけていくたびに徐々に緊張はほぐれていきますが、まだまだ感情は抑え気味。「もっと甘えればいいのに…」と少し不安になりながら子どもたちを見ていました。
ただね、子どもたちはみんなお兄さんたちが大好きなんです。昨年もらったメッセージカードを大切に宝物箱にしまっている子、お兄さんの「名札」をユニフォームにつけたまま外せない子、毎日のようにユニフォームを着ている子。学生さんたちとサヨナラをして、私と一緒になった途端、ペアになったお兄さんの話ばかり。
そうだったよね、忘れてた。みんな好きな人に素直に感情を表せない時期だったよね。でも、今回のイベントも子どもたちにとってかけがえのないステキな「宝物」になりました。
サッカー部の皆さん、いつも温かく楽しいイベントをありがとうございます!皆さんはカッコよくてキラキラした子どもたちのヒーローです。またヒーローに再会できるよう、みんな良い子にして待っていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
9月中旬から関西学生1部リーグでの戦いが始まりますね。皆さんがこれからも一丸となって戦い抜くこと、そしてそれぞれの持つ素晴らしい才能が遺憾なく発揮できることを子どもたちと一緒に願っています。
(経済学部教授・石川路子)