甲南大学は国際交流にも力を入れており、年間を通じて、留学生を受け入れています。甲南大学の学生と留学生との交流は、お互いにとって、貴重な異文化体験でもあります。

 

　現在、夏期日本語集中講座が開かれており、ハワイ大学、イリノイ大学、ニューヨーク州立大学、ヴィクトリア大学など、アメリカやカナダの提携大学から30人の学生が来校しています。留学生は毎日日本語の授業を受けていますが、月曜日の午後はJapan Studiesという日本に関する英語の講義があります。

 

　7月6日はいけばなのhands-on-sessionでした。留学生は最初にいけばなの歴史や背景の講義を受けた後、一人一人が花を活けました。自分の作品をスケッチして最後には作品についてクラスで発表しました。ほとんどの人にとっては初めての体験で悪戦苦闘している人も多かったようですが、最後はすばらしい出来栄えの作品ばかりで、発表はおおいに盛り上がりました。

 

 

 

　なお、いけばなの講師は、真生流師範の免状を持つ私が務めさせていただきました。教員の私も、毎年留学生に教えるのを楽しみにしています。

（文責・国際言語文化センター教授　伊庭　緑）