2024年６月22日（土）、甲南大学を卒業され、現在は神戸市教育委員会事務局で勤務されている西川康一先生の講演会を行いました。（85名参加）
　西川先生は、1990年3月に甲南大学文学部国文学科を卒業後、神戸市の国語科教員として採用されたのち、校長経験を経て、神戸市教育委員会で学校教育部部長をされておられます。
　甲南大学の卒業生として、教員を目指している学生たちに向けて、教員という仕事の魅力や教員採用試験についてのアドバイスや、ペアワークも盛り込み、学びとアクティビティのある楽しい講演会となりました。
　冒頭の自己紹介から、先生の話し方や雰囲気、エピソードに学生たちはすぐに惹きつけられ、皆が終始興味深く話を聞いていました。

　神戸市の教育の特色や教員の手厚い研修、チーム担任制など、最新の学校教育の取り組みや、教員採用試験を受ける学生たちに向けて、面接時に話す内容の整理方法など、具体的なアドバイスをいただきました。
　さらに、知識を教えることが中心のこれまでの教育から、子どもの多様性を尊重し、個別最適かつ協働的な学びを提供し、「アドバイザーのような教師」がこれからの教育で求められると学びました。

　講演会の中盤には、ペアワークで学生同士がQ１～Q５に沿って、お互いが発表し合うアクティビティもあり、最終的にはそれが教員採用試験の個人面接につながるという実りのある活動もありました。
　学生たちは、自身が教員を目指したきっかけや、理想とする教師像などを、初対面の先輩や後輩、話したことのなかった同級生などと共有し、自分の考えをまとめるきっかけ作りになったようです。

　「理想とする教師像に不足している部分を、これからどのように補っていくかが大事。」
今回のペアワークでまだ考えがまとまらなかった学生は、きっと今後の大学生活で経験の引き出しを充実させ、理想とする教師像に不足している部分を考え、近付ける努力をしていくことでしょう。

★教職教育センターでは教育職員免許状の取得支援のみならず、各自治体の教育委員会と連携した学校ボランティア・インターンシップの実施、また、教員採用試験を受験する学生を支援するために、対策講座の開講など、さまざまなプログラムを用意しています。

甲南大学で取得できる教員免許状などについては、HPをご覧ください。
https://www.konan-u.ac.jp/ktec/jyukensei


（教職教育センター事務室）