2021年度前期第15週において、基礎共通科目「共通基礎演習」の全体発表会を開催しました。
本科目は、2016年より全学部対象の導入教育として開講し、グループワークを軸としたアクティブラーニング型授業として展開しています。さらに2019年度より、先輩学生であるラーニング・アシスタントがグループワークのサポートを行い、学部を越えた横のつながりだけでなく、縦のつながりを育む演習科目として展開しています。

　2020年度前期には全面オンライン授業となった本科目ですが（詳細はこちら）、2020年度後期および2021年度前期には、対面とオンラインを組み合わせ、受講生同士のコミュニケーションの機会を設けました。授業前半には学部教育の基礎となるスキルの獲得とともに、グループワークやディスカッション、協働作業の進め方を学び、コミュニケーション能力を高めていきます。

　授業中盤からは、学部横断の４～5人グループでお題に取り組む「プロジェクト学習」に取り組みました。今期のテーマは「甲南大学のオープンキャンパス企画を提案する」と題し、アドミッションセンターの協力のもと、各グループで自身の体験だけでなく他大学の事例を基に議論を重ね、参加者の満足度を高めるオープンキャンパス企画の提案を行いました。

　最終授業回では、クラス予選を勝ち抜いたチームによる全体発表会を実施し、各教室をWeb会議システムZoomで中継、各チームの発表を実施しました。投票ではMicrosoft Formsを活用したWeb投票を実施し、感染症対策を講じての対面発表会を実施しました。

　各曜日の全体発表会には、中井学長をはじめ大学執行部の先生方のほか、山内校長をはじめ甲南高校の先生方、学内教職員も参加し、活発な質疑やコメントが寄せられました。

各曜日の全体発表会の様子

学生の発表にコメントを寄せる中井学長（写真は月曜日の様子）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（共通教育センター講師　千葉美保子）