12月15日（日）に、甲南大学独自のイベント「リサーチフェスタ」がオンライン形式で開催されました。例年大変な盛り上がりを見せる本イベントは、今年度も約740名の参加者が集い、約200件もの多種多様なテーマの研究発表でとても活気に溢れていました。

　STAGEからは、一期生が5つのチームに分かれて出場しました。11月中旬にSTAGE演習で中間発表が行われてからあっという間に迎えた本番当日。学生たちは発表内容にさらに磨きをかけて、1年次での学びの集大成を披露するための準備を整えてきました。イベント開始直前には学生たちの表情に緊張が垣間見えましたが、いざ始まってみると堂々とした様子で、どのチームもベストを尽くして発表を行っていました。

　最初は、「異文化間コミュニケーション」チーム。異文化間の衝突の回避・共存のための方法についての調査を行い、その解決策を提案しました。続いては、「持続可能な社会（SDGs）」チーム。甲南大学食堂における食品ロス削減に焦点を当て、現状を踏まえた具体的な取り組みを示しました。「グローバルビジネス」チームは、日本企業が生き残るためには海外市場への進出が必要であると訴え、新たな市場を確立させることの重要性を強調しました。一方、「地域創生」チームでは、兵庫県小野市を事例に取り上げて、地域活性化の現状と課題を考察し、公共交通機関の活用についての着想を述べました。最後は、「グローバルイシューズ」チーム。兵庫県豊岡市のコウノトリ保護活動に着目し、生態系回復や教育面での利点について、海外事例を交えながら探究しました。

　STAGE生たちにとって初めてのリサーチフェスタ。学生たちは、テーマの選定から資料作成、発表練習まで多くの努力を重ねてきました。特に、自分たちの発表内容を限られた時間内で分かりやすく伝えるために、情報を整理し要点を明確にするのに苦戦する姿が印象的でした。プレゼンテーション後の姿は、達成感に満ちた良い表情をしていました。また、他の学生の発表を見学することで、STAGE生は自分たちにはなかった視点やアイデアに触れて、新たな刺激を受けたようでした。

　12月20日に発表された審査結果では、「持続可能な社会（SDGs）」チームが「ビッグデータ賞」を受賞！STAGE教員・学生ともども、お互いの努力を称え合いました。この経験を通じて、STAGE生たちは調査力や表現力、そしてコミュニケーション力の大切さを改めて実感したようでした。今後は、ダブル留学やグローカル実践プロジェクトなど、大きな挑戦が待ち受けています。本イベントで学んだことを生かして、さらに積極的に研究や新たな学びに取り組んでいく、STAGE生の活動にどうかご期待ください！

■ リサーチフェスタの結果発表は、下記URLよりご覧ください。
https://ch.konan-u.ac.jp/lp-research-fes2024/news-20241220.html

■ 中間発表の様子についての記事は、下記URLよりご覧ください。
https://ch.konan-u.ac.jp/information/category-29/2650.html