おしゃれな街・神戸の私立大学として100年の伝統を持つ甲南大学で、充実の学生生活を送りませんか。

  • 新着情報 NEWS

    新着情報

    ボランティア受け入れに熱心なNPOにインタビュー

    2024年8月02日(金) 地域連携新着情報 お知らせの一覧

    学生ボランティアのみなさんにインタビューをしている様子
     (2024年5月29日,榎本日菜撮影)


     甲南大学では、ボランティア受け入れに熱心なNPO(民間非営利団体)のインタビューをまとめて、その活動理念や人々がボランティアとしてかかわる意味をウェブサイトで発信する「NPOデータベースプロジェクト」を実施しています。参加者は、インタビュー方法や文章の書き方の基本を学んだうえで、今年は4つの団体の活動を紹介しています。
     そのうちの一つ、一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパンは、刑事事件のえん罪被害者の救済を行い、公正・公平な司法を実現することをめざしています。大学生はボランティアとして、刑事事件やえん罪被害者を取り巻く問題などを学んだうえで、実際に裁判を傍聴したり、シンポジウムを企画するなどのボランティア活動に取り組んでいます。インタビューを担当した小西澪奈さん(経営学部1年生)は、「私自身も生まれて初めて裁判を傍聴したり、ボランティア活動に取り組む大学生に直接話を聞くことで、彼らがボランティア活動を通じて何を学んでいるのか、理解が深まりました」と話しています。


    豊中市青少年野外活動協会でのボランティア活動の様子
    (画像提供:豊中市青少年野外活動協会)


     また、青少年が自然環境の中で健全に育つことを目的に、子どもたちやその家族とともにキャンプ活動やハイキング、自然観察や環境教育などに取り組む豊中市青少年野外活動協会のインタビューは、榎本日菜さん(経済学部1年生)が担当しました。榎本さんは、「実際に活動現場に行くことで、さらに興味をもてるようになりました。また、パソコン操作やメールの書き方など、基本的なスキルを修得することができました」と、活動現場に行くことや社会人基礎力を身につける重要性を語りました。
     甲南大学地域連携センターの学生コーディネーター「なんティア」が2023年度に調査した結果では、ボランティア活動に関心をもっていると回答した甲南大生は81.4%で、これは2年前の調査より5.2%増加しています。実に8割を超える甲南生が関心を示していますが、このうち実際にボランティア活動に参加したことがある学生は30.6%に留まります。甲南大学では、今後も地域のNPOにおけるボランティア活動の紹介やその意味を、学生自身が広く発信していく予定です。

    甲南大生による団体の紹介情報は、以下のURLからお読みいただけます。
    ▼地域連携センターウェブサイト「NPO・ボランティア団体紹介」
    https://www.konan-u.ac.jp/korec/npo/

    文・全学教育推進機構 全学共通教育センター 特任准教授 岡村こず恵