地域連携センター（KOREC；コレック）の前にて
2023年5月10日撮影

　甲南大学 社会連携機構 地域連携センター（KOREC；コレック）の学生コーディネーター「なんティア」（以下、なんティア）が、3年目の活動を開始しました。今年度は、4年生5人、3年生４人、2年生6人、1年生11人の総勢26名のメンバーで教職員と連携しながら、甲南大学の学生と、地域とを繋ぐ活動に取り組んでいます。

　昨年度は、NPO団体と学生との出会いをつくる「CHIIKI×GAKUSEIマッチングプロジェクト」の対面開催や、関西学院大学ボランティア活動支援センターを視察するなど精力的に活動に取り組んできました。また、甲南生にボランティア活動の情報を紹介したり、私たち学生コーディネーターが甲南生の相談に応じる「ボランティア情報展示・相談会」を初めて開催しました。さらに、ボランティア活動の具体的なイメージを手描きで紹介する「Voluncheer（ボランチア）ガイド」を作成するなど、新しい取り組みに果敢に挑戦した1年でした。

　今年度、「なんティア」が掲げた３つの目標は「①甲南生のボランティア参加率10%UP!!」、「②学生コーディネーターの経験値UP‼」、「③KORECの認知度15％UP!!」です。活動1年目に実施した地域連携センターの認知度調査の結果をもとに、たとえば「ボランティア活動に参加した」経験のある人の割合が50%以上を越えるなど具体的な評価基準もメンバーで話し合って決定しました。
　「甲南生のボランティア参加率10%UP!!」は、甲南生による甲南生のためのボランティアプログラムを開発したり、ボランティア情報を届ける方法を工夫するなどして、参加への一歩をこれから踏み出す甲南大学生の背中を押すことで達成を目指します。「学生コーディネーターの経験値UP‼」は、私たち学生コーディネーター自身が講師となって、新入生の研修を企画したり、「ボランティアコーディネーション力検定3級」の取得率80%をめざすなどを通じて、より充実したボランティアコーディネーションを甲南生に提供できることをめざします。「KORECの認知度15％UP!!」は、1年目、2年目と「知名度向上」を目標の一つに掲げて活動してきたなかで、もっと甲南大学生にKORECを知ってもらうことが、学生ピア相談やボランティア参加者数の増加に繋がると考え設定したものです。これらの目標達成に向けて、広報・コーディネーション・地域連携の3チームが学年の垣根を越えて企画や情報発信に取り組んでいきます。

春の研修「自分たちで自分たちの問題解決をめざす」
（2023年4月13日撮影）

　また、今年度は新たに、国連が定めたＳDGs（持続可能な開発目標）達成に、私たち「なんティア」の活動がどう関係しているのか、そしていかに寄与できるのかについても検討し、私たちの活動の可視化にさらに努めたいと考えています。
　地域と甲南大学生を繋ぐコーディネーターとしてはもちろんのこと、私たち自身が、学生という時間を共に過ごす仲間として、この活動を全力で楽しみ、誇れるよう邁進する1年にしたいです。活動3年目となります今年度も、「なんティア」をよろしくお願いいたします。
　

KOREC学生コーディネーター「なんティア」代表
松居　ももか（甲南大学 経済学部 経済学科 3年次生）