KOREC学生コーディネーター「なんティア」の地域連携チームでは、ボランティア参加に不安を抱えている甲南生に向けてボランティアを紹介する冊子を作成しました。この活動は、私たち自身がボランティアに参加し、その活動の様子やスケジュールを手描きの冊子で紹介することで、ボランティアのイメージをより明確に持ってもらい、一人でも多くの甲南生のボランティア参加につなげることを目的としています。

冊子のレイアウトを検討している様子（2022年11月2日撮影）

♦同じ学生の立場から
　この企画に取り組むことになったきっかけは、2021年度に広報チームが行ったアンケート調査の結果です。「ボランティアに参加しない理由」として、「ボランティア活動の募集情報を知らないから」が27.6％、「知らない団体に参加するのが不安である」が15.3％の回答を得ました。そこで、ボランティアに参加する不安を少しでも和らげるために同じ学生としてできることを検討した結果、私たちが実際にボランティア活動に参加して、その概要や魅力を学生目線で紹介することにしました。

♦『voluncheer（ボランチア）ガイド』について
　冊子は、volunteer（ボランティア）と cheer（チア，応援する）を掛け合わせ、活動の後押しをしたいという意味を込めて「voluncheer（ボランチア）ガイド」と名付けました。今回は「チーム御前浜・香櫨園浜里浜づくり」、「はぐねっと♡ひがしなだ」、「放課後等デイサービスえびす本山」の3団体のボランティア活動を掲載しました。ボランティア内容や活動のポイントを紹介し、実際に活動した際の写真を掲載したり、イラストを描いたりして見やすくなるように工夫し、親しみやすさを感じてもらえるよう手描きでまとめています。

完成した「voluncheer（ボランチア）ガイド」（2022年12月4日撮影）

♦私たちの願い
　今回の企画を通して、チーム全員がボランティアの経験値を高めるだけではなく、各団体がどのような思いで活動されているのかを知ることができました。また、私たち自身も活動を通して、子どもたちと接することの大変さや楽しさ、身近にある自然の素晴らしさに気づくことができました。この冊子によって、学生の不安が少しでも和らぎ、ボランティアの魅力に気づいてもらえることを願っています。これからも、様々なジャンルのボランティア活動を紹介することを通じて、私たち「なんティア」自身が地域との輪を広げ、活動の基盤づくりにつなげる予定です。

「地域連携チーム」を代表して
文学部社会学科1年次生　森川 遥菜
経済学部経済学科1年次生　弘中 美緒

KOREC学生コーディネーター「なんティア」地域連携チーム
経済学部経済学科 3年次生　髙田 侑磨
文学部社会学科 3年次生　川村 美夢
経済学部経済学科 2年次生　松居 ももか
文学部社会学科 1年次生　上間 拓人
文学部社会学科1年次生　森川 遥菜
経済学部経済学科1年次生　弘中 美緒