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「ぼうさい授業」受講生が地域防災訓練に参加、甲南大学の防災対策を紹介しました
2022年11月30日(水) 地域連携新着情報 お知らせの一覧 2022年11月13日(日)に、甲南大学岡本キャンパスがある地域の防災訓練(本山第二小学校区防災福祉コミュニティ・防災訓練)が行われ、地域プロジェクト「ぼうさい授業」の受講生6名が、地域住民の皆様と一緒に参加しました。晴天であれば、長子公園での訓練の後、甲南大学構内を通る避難誘導訓練が予定されていましたが、雨天のため、岡本公会堂内にて実施されました。
開会に際して、本山第二小学校区防災福祉コミュニティ・角谷会長のご挨拶に続いて、甲南大学(担当教員・久保はるか)より挨拶をしました。いざ災害が起これば、甲南大学生は地域住民の皆さんと一緒に避難し、互いに助け合うことになります。そのためには顔の見える関係が大事であり、今回、甲南大学生が地域の一員として防災訓練に参加する機会をいただいたことは、顔の見える関係づくりの観点からも、大変有難いことであると述べました。
参加学生たちは、地域住民の皆さんに交じって4グループに分かれ、①AED及び心臓マッサージ、②車いす、③毛布を使った簡易担架、④避難ロープ結びを、レクチャーを受けながら体験しました。住民の方々と交流し助けあいながら訓練する姿が見られ、良い経験となりました。
そして、⑤神戸市による非常用備蓄品の紹介ブースで、甲南大学の防災と避難所について、学生より説明しました。甲南大学は神戸市の避難所に指定されており(土砂災害を除く)災害時には、iCommonsが避難所として開設されます。そのため、iCommonsの地下には備蓄倉庫があり、神戸市から預かった飲料水や非常食、毛布等約2000人分の備蓄物資が保管されています。学生たちは、これら備蓄倉庫に関する情報のほか、構内にある「常に備えよ」の石碑、阪神淡路大震災の慰霊碑、防災センター、図書館地下に置かれている防火水槽について、住民の皆さんに説明しました。
閉会に際して、学生2名が指名され、住民の皆さんの前で感想を述べました。
理工学部の平谷悠さんは、住民の皆さんがAEDなどの訓練に真剣に、自分事として取り組んでおられる姿をみて、素晴らしい地域だと思ったなどの感想を述べました。
文学部の大山まちさんは、自分たちがこれから魚崎中学校の生徒さんに向けて「ぼうさい授業」を実施するのに、大変勉強になったと述べました。
本山第二小学校区防災福祉コミュニティの皆様、参加者の住民の皆様が、学生の参加を温かく迎えてくださり、学生たちは訓練からぼうさいのスキルを学ぶと同時に、顔の見える関係づくりにも貢献したと思います。お声掛けくださった地域の皆様に感謝申し上げます。
【甲南大学参加者】
平谷悠(理工学部2年)
大野総一朗(法学部1年)
大山まち(文学部1年)
竹内遥(経済学部1年)
福井颯斗(経済学部1年)
ほか1名
久保はるか(全学共通教育センター教授)
松下賢一(社会連携機構事務室課長)