2021年6月27日（日）に地域連携センター（通称KOREC：コレック）が主催する「CHIIKI（地域）×GAKUSEI（学生）マッチングイベント2021」を開催しました。これは、ボランティア活動や地域連携活動に参加したい甲南大生と、学生の受け入れを希望する地域団体との出会いと相互理解を目的に実施しています。これまで本イベントを通じて、多くの学生が地域での社会活動に参加しています。感染症対策のため今年度は初めてオンライン形式で実施し、学生20名、地域団体18団体が参加しました。

　当日は、Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いて、２～３団体の地域団体と数名の学生とで複数のグループに分かれ、学生による簡単な自己紹介のあと、地域団体より、活動内容や団体の魅力、甲南大生を募集したい活動等について説明を受けた後、質疑応答を行いました。一定の時間が来たら合図に従い学生は次のグループに移動、同じプロセスを6回繰り返すことで学生がさまざまな地域団体を知る機会を作りました。

　なお、当日の運営は、参加者のより深い相互理解を促すために、KOREC学生コーディネーター（以下、学生CO）「なんティア」が、進行や板書に取り組むなど、小グループのファシリテーションを担いました。「なんティア」は、学生と地域とをつなぐ地域連携センターの学生ボランティアグループで、今年度より活動しています。

　地域団体の皆さんからは日常の活動の様子を写真や資料で共有され、参加者は各団体の概要だけでなく活動イメージももつことができました。また学生からは、活動時間や内容など参加を見据えた具体的な質問が多く寄せられました。以下、アンケートより感想を抜粋します。
〇学生
・興味のある団体、参加したい団体を見つけられて良かったです。
・とても良い機会になりました。団体の方々も短時間で分かりやすく説明していただき感謝しています。
・参加団体さんのことを、より深く知られて非常に良かったです。

〇地域団体
・県外に居たが、Zoom開催のおかげで参加できました。
・コロナ禍で、学生と会う機会が無くなったので、久しぶりに学生と話せて楽しかったです。
・学生のやる気を感じられ、頼もしい限りです。
・オンラインで慣れないなか、学生COにサポートしていただけて無事に出来ました。学生COが一生懸命だったのが好印象でした。

　事後行ったアンケートでは、8割以上の学生・地域団体から「大変満足・満足」との回答が得られました。このイベントをきっかけにボランティア活動に参加する学生が増えれば、喜ばしい限りです。学生COとして初めての活動で至らない点も多々あり、活動後の振り返りでは、メンバーで反省点を共有し改善案を議論しました。今回の経験を生かして、今後はさらに有意義なイベントをめざします。参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

KOREC学生コーディネーター「なんティア」　広報担当　福谷　奈々（経営学部　3年次生）