新着情報
LOFTオンラインアクティビティ
2020年10月13日(火) グローバル新着情報 甲南大学岡本キャンパス(2号館1階)Global Zone PorteにあるLanguage LOFTは、英語のみでコミュニケーションするエリアです。本来であれば、ここではネイティブの教員が甲南生を迎え、留学生チューターが出身国の話をしたり、留学経験のある甲南生スタッフがLOFTアシスタントとしてサポートし、甲南生が異文化理解を深め、グローバルな視点を培うことができる場所です。前期は、新型コロナウィルス感染症対策のため、対面ではなくオンライン授業が実施されたこともあり、Language LOFTは新しい試みとして、“LOFTオンラインアクティビティ”を実施することになりました*。
“LOFTオンラインアクティビティ”とは、オンラインを通してネイティブの教員と学生スタッフのサポートを受けながら、甲南生が簡単な英会話に挑戦し、英語で意見交換やクイズに回答し、知識の幅を広げ、甲南生のコミュニケーションスキルや、積極性を高める機会を提供することが目的となっています。
今回、実際学生スタッフ(LOFTアシスタント)を経験した2名の甲南生から、LOFTオンラインアクティビティをサポートした感想を伺いました。
*“LOFTオンラインアクティビティ”は後期も継続して行われています。
LOFTアシスタント Asukaさん(文学部英語英米文学科 4年生)
私がLOFTアシスタントを始めたきっかけは、先に働いていた友人を見て「私も挑戦してみたい」と思ったからです。当時、留学前で「現地に行く前に日本でSpeaking力をできるだけ伸ばして臨みたいな」と思っていた中、LOFTアシスタントとして働く友人の体験談を聞き、「私も英語の楽しさを教えながら、自己の成長につなげたい!」と思い、働く事を決意しました。留学帰国後の現在も英語力維持のために、そして学生の英語への不安を払拭する為LOFTアシスタントを継続し、アシスタントの仕事を通して、自分自身のSpeaking力向上とより英語力に自信が持てるようになりました。
前期のコロナ禍の中LOFTオンラインアクティビティを始めた当初は、参加学生も緊張している様子で、初めは私が参加学生に対して一方的に話してしまっている場面が多くありました。しかしこのままではいけないと思い、私は【どんな時も常に明るく笑顔でいる事】と【英語を学生に楽しんでもらう事】を意識して取り組みました。アクティビティ参加学生にはまだ学生生活に慣れていない1年生や、オンライン授業になり不安を抱えている学生が多く参加していました。そんな彼らの為にも少しでも安心する空間をつくりだしたいなと思い、常に笑顔で、また自分自身も全力で楽しんでいました。また、英語を話す事が楽しいと思って欲しいなと思ったので必ず一人一人と会話をすることを心がけていました。
LOFTアシスタントとして今回のオンラインでの運営を通して、【主体性】と【調整力】が身につきました。当初、私は初対面の学生や仲間とオンラインを通して運営を行う初めての経験に少し不安と緊張がありましたが、LOFTアシスタントとして受け身ではなく、常に自分からコミュニケーションを取ることを毎週意識して取り組んだことで、自分自身が主体性を持って行動をしていると、参加学生も安心してくれ、自分自身のコミュニケーション力の向上に繋がったのではないかなと思っています。また当初は時間配分がわからず、焦ってしまうことも多くありましたが、毎回アシスタント仲間と振り返りをし、次に生かすことでタイムマネジメントのスキルもつきました。
LOFTオンラインアクティビティの運営ではオンラインであるがゆえに、参加学生の反応が対面よりも感じることが難しく、困難な事が多くありましたが、そんな中でも共に運営をしていた山本先生やネイティブの先生方と仲間の優しいサポートがあり、安心して毎週運営を行うことができたことがとてもよかったです!
LOFTアシスタント Ryosukeさん(経営学部経営学科 3年生)
現在の新型コロナウイルスの影響でオンライン授業となった2020年前期、それに伴いGlobal Zone でのアクティビティもオンラインでの実施となりました。そんな中、私はLOFT Assistant (以下LA)としてLOFTオンラインアクティビティの運営を行いました。具体的には、週に一度授業2時間分のプレゼンテーションを英語で行い、留学経験や語学学習方法、英語の面白さを伝えました。
その際大切にしていたこととして、プレゼンテーションは入学したばかりの1回生(ましてやこのコロナ禍)に向けてするわけですから、常に前向きな発言で、「大学ってこんなに楽しいところなんだよ」、「言語学習ってこんなにおもしろいんだよ」、ということを伝えられるように話をしていました。その結果、全体グループの時はおとなしくしていた参加学生も、ブレークアウトセッションの小さなグループディスカッションになった時、たくさん留学や学習方法について尋ねてくれたり、留学してみたいと言ってくれたりしていました。参加した学生の皆さんにこういったものの楽しさや素晴らしさを知ってほしかったため、とても嬉しかったです。
私は二回生の春休みにオーストラリア・クイーンズランド州に2ヶ月弱、二回生の後期に奨励留学としてアメリカ・イリノイ州へ約4ヶ月行きました。小さいころからサッカーなどを通して海外へ行く機会があり、そういった経験から英語が話せるようになりたい!と思い留学を決めました。留学前に英語に慣れるため、Global Zoneでのアクティビティを多く活用し、しっかりと準備していました。グローバルゾーンで提供される“Konan Chat”(外国語指導助手(ALT)の先生と放課後に自由に英語で会話する時間)や留学生との交流で英会話を学び、Language LOFTのアクティビティでの“Visit”で英語の基礎を学びました。沢山Global Zoneで学ばせて頂いた分、今度は私が何かを発信する立場だと考え、こうしてLOFTアシスタントとして取り組んでいます。
残念ながら対面でのLanguage LOFTのアクティビティ実施は後期も難しい状況ではありますが、甲南学生にはこの“学内でできる留学”という素晴らしい機会を是非活用してほしいと思っていますし、これはオンラインでも実現可能だと思います。それに少しでも近づけるように私はLOFTアシスタントとして頑張ります!