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    東ヨーロッパの演劇祭に「能」で参加~OBの活躍

    2016年9月06日(火) お知らせ新着情報
    日本の伝統芸能、「能楽」でグローバルに活躍されている卒業生をご紹介しましょう。
    能楽師の上田宜照(本名:谷口宜照/たにぐち よしてる)さんは、お父様の上田拓司さん、ご兄弟とともに能楽一家。文学部に在学している時から、学園誌「甲南TODAY」などにも登場されています。
    また、先日の東京甲南会女子部会の講演会では、能楽の初心者にも興味深いお話しとともに、貴重な衣装まで披露いただきました。>>>
    そんな上田さんから東ヨーロッパ公演での様子をレポートしていただきましたのでご紹介します。
     
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    平成28年6月14日〜23日の10日間、山本能楽堂ルーマニア・ブルガリア公演に参加してきました。
    ルーマニアではブカレスト、シビウの2都市、ブルガリアではルセにおいて、能「安達原」の地謡(じうたい)を務めました。
    シビウ・ルセの両都市での公演は演劇祭への参加でした。特にシビウ国際演劇祭はエディンバラ、アビニヨンとともに「ヨーロッパ三大演劇祭」に数えられる非常に大きな演劇祭で、演劇部門では15ヵ国47団体が参加する大規模なフェスティバルです。
    空き時間にシビウの名物であるレモネードを飲み比べる為にカフェを何件もハシゴしたり、ゲーテの「ファウスト」の観劇したり、私自身も公私共に大変貴重な経験をさせていただきました。
    今回の海外公演は能を演じるだけでなく、各都市の演劇学校、日本人学校でワークショップ(体験教室)を開催する等、これまで以上に現地の方々に日本の文化を知っていただくことが出来たと思っております。
    ルーマニア・ブルガリア共に現地でも素敵な方々とのご縁を頂けました。このような素晴らしい公演に参加させていただけたことを大変誇りに思い、またお声がけいただいた山本能楽堂にこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。
    能楽観世流 上田宜照(谷口宜照・文H25卒) プロフィール>>>
     

    現地の演劇学校のワークショップ後、休憩時間に校舎内にて

    ルーマニア公演終了後のレセプションにて、
    在ルーマニア日本国大使館特命全権大使 石井喜三郎氏と共に