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えん罪救済ボランティアの活動(3)リサーチフェスタに参加しました!
2021年12月23日(木) お知らせ新着情報 お知らせの一覧 KONANプレミア・プロジェクト「えん罪救済ボランティア」のメンバーが甲南大学で開催されたリサーチフェスタ2021に参加し、発表を行いました。
参加体験記を1年次の片山拓哉さんと2年次の大塩佳悟さんが執筆してくれました!リサーチフェスタ参加者の主催者・審査員の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。
(法学部 教授 笹倉 香奈)
私たちは今年度、「なぜ冤罪事件が起こるのか」というテーマについて、湖東記念病院事件を通して勉強をしてきました。判決文や論文を読んだり、事件の弁護を担当された池田良太弁護士に講演していただいたりして、学びを深めました。そして、この学びを発信するために、えん罪救済ボランティアとしてリサーチフェスタに参加しました。
私たちの発表「湖東記念病院事件から考える、日本の取調べの問題」では、事件の概要と事件の問題点の1つであった問題のある取調べについて、弁護人の立会いを認めることによって問題を解決し、えん罪を減らすことに繋がると主張しました。
発表を聞いて下さった参加者は、冤罪について詳しい方からあまりよく知らない方まで幅広く、資料の作成も非常に難しかったです。外部に向けて発表することは初めての経験であり、様々な方に、プレゼンで用いるスライドの作り方、どの部分に重点を置いて発表すべきかなどを指摘していただきました。
発表本番では、プレゼンテーションは上手くできましたが、質疑応答では回答に困る場面もありました。発表を通して、事件のことや取調べの問題点などまだまだ理解度が足りないなと痛感させられました。
今年度の学びの集大成として、来年の2月か3月頃にZoomで講演会を実施する予定です。今回の発表の反省を行い、準備したいと考えています。