9月27日（水）に「第一回　女子学生のためのキャリア交流会」を開催し、フロンティア学部に在籍する約40名の女子学部生・院生が参加しました。
フロンティアサイエンス学部は神戸医療産業都市に位置することから、「島全体がキャンパス」というコンセプトのもと産官学連携を進めつつ、より高度な教育の提供を目指しています。今回は同じく神戸医療産業都市に研究所を構える「日本ベーリンガーインゲルハイム　神戸医薬研究所」より4人の現役女性研究員の方々にお越し頂き、会社説明に加えてそれぞれのキャリアについてお話を伺いました。

フロンティアサイエンス学部は学生の約半数が女性であり、大学院への進学率も他学部に比べて高いことから女性の研究者を目指す学生が多いことが特徴です。こうした背景もあり、実際に現役で研究職に就かれている女性の方々とお話できるこの機会には定員を超える参加申し込みがあり、今回のイベントへの参加者の関心の高さが窺えました。
前半では会社の事業説明などに加えて、所属されている部署についてのご説明を頂きました。4名の方々それぞれが製品開発のどの部分に携わられていて、そこにどういった難しさややりがいがあるのか、といったところまで掘りさげてお話し頂いたのが印象的でした。また女性ならでは、ということでプライベートの様子も交えた一日の生活についてもお話し頂き、学生たちにとっても女性としてのキャリアについて考えるヒントになったと感じました。

後半は４つのグループに分かれて、各グループに社員様が一名入られる形での交流会となりました。学部1年生から博士課程の学生まで幅広い学年が参加していたため、質問の内容も幅広いものとなりましたが、ひとつひとつ丁寧にお答え頂き、学生からも「とてもフレンドリーで話しやすかった」という感想もありました。
全体の感想の中では「実際に理系企業で働いている方との話が生で聞けてとてもよかったし、進路選択が具体的に考えるきっかけになりました」「女性の方だからこそ聞けることをたくさん聞くことができたのでよかったです」などの声があり、学生たちにとっても有意義な時間になったと感じました。

今後もフロンティアサイエンス学部では、こうした企業様との交流の場や講演会などを通じて、学生のキャリア形成を支援する活動を行ってまいります。

（フロンティアサイエンス学部　キャリア委員会）