大学院自然科学研究科では、甲南大学プレミア・プロジェクトの一つとして、「専攻・研究科を越えた研究の融合と研究力の発展プロジェクト」を進めています。本取組では、大学院の研究科の枠を越えた研究の融合ができる仕組みを作って、より新しく先進的な研究に取り組めるように目指しています。
　そして、自然科学研究科のみならず、フロンティアサイエンス研究科の方々にも参加いただき、理系による研究科の垣根を超えた融合の取り組みが進んでいます。

　取組の一つとして、「最新の科学の話題に親しみを持ってもらう」をコンセプトに、ランチョンセミナー（対面／オンライン）を開催しております。2023年度第1弾のセミナーは、2023年4月に着任された奥村 真善美（おくむら まこと） 先生（甲南大学 知能情報学部 講師）に「偏微分方程式に対する構造保存数値解法とその周辺」をテーマに、講演いただきました。
　講演では、これまでに先生が携われてきた毛包形成メカニズムや化学構造における相分離現象などを数理メカニズムで解明する研究について触れていただき、現在の研究テーマである偏微分方程式の構造保存数値解法についてお話いただきました。
　これら研究成果から、将来にわたり様々な未知の自然現象 (物理化学現象など) を数学的に解明する技術となることが期待されますね！

　自然科学研究科では、今後も様々なセミナーを開催していきます。
　そして、文系（人文系・社会系）や理系（自然科学系）といった分野の垣根を超えた交流を行っていきますので、今後も受験生の皆さんに取組の一部をご紹介していきます！

理工学部・知能情報学部事務室（自然科学研究科）