新着情報
第31回研究科融合ランチョンセミナー「ブロック・チェーン技術の過去・現在・未来」(1/15)を開催しました
2026年1月19日(月) 理工学部新着情報 知能情報学部お知らせの一覧大学院甲南大学大学院自然科学研究科では、「専攻・研究科を越えた研究の融合と研究力の発展プロジェクト」を、プレミア・プロジェクトの一環として進めています。この取り組みでは、研究科の枠を越えて研究者同士がつながり、より新しく先進的な研究に挑戦できる環境づくりを目指しています。
その一つとして、「最新の科学の話題に親しみを持ってもらう」ことをコンセプトに、ランチョンセミナーを開催しています。
今回のセミナーでは、奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域 教授の笠原正治先生をお招きし、「ブロック・チェーン技術の過去・現在・未来」というテーマでご講演いただきました。
笠原先生は、待ち行列理論やオペレーションズ・リサーチ(OR)などを専門とされており、今回のご講演では、暗号通貨のビットコインを支える「ブロック・チェーン」技術について、情報科学的な視点からその仕組みをわかりやすく解説いただきました。
ブロック・チェーンは、取引やデータの記録を安全に残すための仕組みであり、暗号資産などでの利用が広く知られています。一方で、管理者や管理組織が存在しないことによる課題や、セキュリティの脆弱性、記録と計算に多くの電力を消費する点など、さまざまな問題も抱えています。こうした課題を解決するために、現在も活発な研究開発が進んでいることについてご紹介いただきました。
講演では、ブロック・チェーン技術の重要な特徴として、
・改ざんが困難であること:
1つのブロック(記録)を変更すると、連なるすべてのブロックを改ざんしなければならず、非常に困難である。
・分散管理であること:
ネットワークに参加する全員で記録を確認・管理できること。
・高い透明性:
誰が何をしたかという記録が公開されており、信頼性が高いこと。
さらに、笠原先生は、ブロック・チェーンの未来についての展望を語られました。
不変性(書き換え不可)と透明性を備えたこの技術は、AIやメタバース、投票システム、ヘルスケア、不動産・土地管理など、通貨以外の分野にも広がりを見せており、医療・金融・教育といった日常生活においても、今後ますます重要な役割を果たす技術になり、より便利で豊かな環境になっていくことになるそうですね。
理工学部・知能情報学部事務室


