理工学部では、甲南大学プレミア・プロジェクトの一つとして、「多様な志向や進路選択に対応する融合型教育の実践プロジェクト」を進めています。この取組は、理系の素養をもって文系の分野でも活躍できる人材を育成することを目的としており、多様な「出口」を発見して役立つことができるような企画取組を推進しています。
　
　今回、1月12日（金）に理工学部の学生等を対象に、様々な進路選択や社会人にとって大切なことについて、理工学部（当時は理学部 応用物理学科（1976年））の卒業生（先輩）である株式会社ディーエスピーリサーチ（http://www.dspr.co.jp/）代表取締役社長 中西伸浩先生にご講演いただきました。
　中西先生は、企業での経営者であるとともに、甲南大学での産学連携（※大学と企業で、人や技術・知識などの橋渡しを担うこと）や起業（会社を立ち上げる）を支援するプロフェショナルとしてご指導いただいています。
　また、中西先生のご専門とされる「高速通信技術事業」の社会実証として、企業・大学・行政等が連携し、学生参加型の実証研究プロジェクト「Beyond 5G アカデミア社会実証プロジェクト」を立ち上げています。その一つに、高校生の皆さんを対象にした「甲南大学の魅力発信への活用」をテーマに、メタバースキャンパス構想なども進めています。　
　
　当日の講演では、中西先生の学生生活から会社設立までの経緯、現在の会社（社員）の雰囲気、そして、中西先生がこれまでに歩んで来られた中での体験談を、企業の経営者・大学の卒業生（先輩）として、「社会人にとって大事なこと」をユーモアも交えながらお話いただきました。

　甲南大学理工学部では、世界・社会で通用する人材に成長するために、中西先生の言葉にもあった、「教員や学生がしっかりと目線を合わせた前向きにチャレンジできる環境」が用意されています。
　これからも、いろんな「出口」が発見できる企画を行っていきます。


理工学部プレミア・プロジェクト
多様な志向や進路選択に対応する融合型教育の実践プロジェクト担当