大学院自然科学研究科では、甲南大学プレミア・プロジェクトの一つとして、「専攻・研究科を越えた研究の融合と研究力の発展プロジェクト」を進めています。本取組では、大学院の研究科の枠を越えた研究の融合ができる仕組みを作って、より新しく先進的な研究に取り組めるように目指しています。
　現在は、自然科学研究科（理工学部）のみならず、フロンティアサイエンス研究科の方々にも参加いただき、理系による研究科の垣根を超えた融合の取り組みが進んでいます。
　本取組の一つとして、「最新の科学の話題に親しみを持ってもらう」をコンセプトに、ランチョンセミナーを開催しました。新型コロナウイルス感染症対策のため昼食を取りながらとはいきませんでしたが、「対面／オンライン」を併用しての実施となりました。
　2022年度第1弾のセミナーは、今年4月に着任された角屋 智史（かどや ともふみ） 先生（甲南大学 理工学部　助教）に「有機導体と有機半導体エレクトロニクスの境界領域における物質・デバイス開発」をテーマに、講演いただきました。
　講演では、有機分子を上手に設計して、金属のような電気伝導性を示す有機分子性金属や有機半導体をはじめとする機能性材料の開発を目指した研究についてわかりやすく解説いただきました。
　この研究から、将来的に社会を豊かにする物質や技術が誕生することが楽しみですね！

　自然科学研究科（理工学部）では、今後も様々なセミナーを開催していきます。
　そして、文系（人文系・社会系）や理系（自然科学系）といった分野の垣根を超えた交流を行っていきますので、受験生の皆さんにもこれからも取組の一部をご紹介していきます！