公益財団法人神戸海事広報協会会長をはじめ、これまで46もの公職を歴任されてきた早駒運輸の渡辺真二社長（甲南大学卒業生）に、1年次必修科目「CUBE入門」で講演していただきました。
　人と人のつながりを大切に、神戸港から元気を発信し続ける早駒運輸株式会社の渡辺社長。犬と一緒に船上クルーズを楽しむ『ドッグフレンドリーシップ』の運航、弓削牧場と共同で開発したハーブをドリンクやフードに添えて提供する船上ハーブガーデン、神戸港を元気にするために立ち上げた『boh boh』ブランドの運営など様々な事業に取り組まれています。他にも、2025年の大阪・関西万博に向けて『湊川隧道 日本酒貯蔵プロジェクト』、神戸開港150年を機に誕生したオーケストラ「スーパーストリングスコーベ」をプロデュースする会社の立ち上げ、女子ラグビーチーム「神戸ファストジャイロ」の支援など、文化・芸術・スポーツでも地域活性に貢献されています。
　新たな出会いから生まれる縁を大切にしながら「先見性」と「温故知新」を合言葉に取り組んで来られた早駒運輸の様々な事業は、「振り返るとすべてSDGsに繋がっていた」とのこと。渡辺社長のお話から、学生たちは事業活動を通じたSDGsへの取り組みについて、具体的に学ぶことができたのではないでしょうか。