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    リサーチフェスタ「クリエイティブテーマ賞」受賞レポート①

    2022年2月02日(水) マネジメント創造学部新着情報 お知らせの一覧

    木成勇介先生のプロジェクト「行動経済学コンサルティング体験」から参加したチームのうち、『社会規範を用いた行動変容 ~行列での並び方編~』のテーマで発表した、佐々木千菜津さん(2年次)、西山天美さん(2年次)、東條天寧さん(4年次)、久賀理子さん(4年次)が「クリエイティブテーマ賞」を受賞しました。



    このプロジェクトの説明と参加したきっかけを教えてください。
    このプロジェクトは、行動経済学を学び、その内容を使ってクライアントの悩み・依頼を解決する課題解決型授業です。
    参加したきっかけ:
    リサーチフェスタに参加するのが今回のプロジェクトの授業内容に組み込まれていたからです。(東條さん)
    座学中心の授業ではなく、実際に学んだ内容を踏まえて実践する授業に興味があったため、このプロジェクトに参加しました。(西山さん)
    アルバイトで販売員をしており、販売促進の戦略に興味を持ち、行動経済学でより深く学習してみたいと思ったからです。(久賀さん)
    人の行動にはどういった背景があるのか、そしてそれはどう社会と関係しているのか気になったので、このプロジェクトに参加しました。(佐々木さん)

    「社会規範を用いた行動変容 ~行列での並び方編~」をテーマに選んだ理由は何ですか?
    周りの人たちに最近の悩みを伺ったところ、現在のこのコロナ禍で、コロナが流行した最初の頃は世の中の人々はソーシャルディスタンスを守っていたのに、最近では「慣れ」からソーシャルディスタンスを守らない人が多く見られる、感染に対する不安が高まっているため、間隔を保ちながらきちんと並ばせる方法はないだろうかという声があったからです。(東條さん)

    チームでの活動で印象的だったことや苦労した点はありますか?
    データを集める点で苦労しました。最終的に集めたデータ総数は368個なのですが、人がどのくらい足跡マークから離れたのかを目視で確認していたため、時間が掛かりとても大変でした。約4週間KIOSKの方に御協力をいただき、実証実験を行うことができました。(西山さん)

    最終的にどのような提案・発表をしましたか?オンラインでのプレゼンで心がけていたことはありますか?
    人の顔には、社会規範を思い起こさせ、行動を変容させる効果があると分かりました。更に、知らない人よりも知っている人の顔写真であれば、なお効果が増すという結果が出ました。そこから、人と人との間隔を保ちながら、きちんと並ばせるためには、足跡マークだけではなく、そのスーパーの従業員の顔写真を使うとお客さんが知っている顔なので効果的であるということを提案しました。またオンラインでの開催にあたって、通信状況によるズレをできるだけ無くすためにアニメーション等は使わずに発表スライドを作りました。(西山さん)

    このプロジェクトを通して成長した点、また今後に活かしたいことを教えてください。
    自分たちで実証実験の方法を考え、データを集めることからデータの分析まで行い、そのデータを用いて論理的に説明する力が身に付きました。今後、プレゼンテーションや卒業論文での作成時において、プロジェクトで学んだデータの分析方法や論理的な説明方法等を活かしていきたいと思います。(久賀さん)

    (マネジメント創造学部2年次 佐々木千菜津、西山天美、4年次 東條天寧、久賀理子)