まずは『Freestyle Footballer Ibukiは甲南大学生!!＜前編＞』をお読みください＞＞＞

 

　吉田伊吹（Ibuki）とフリースタイルフットボールとの出会いは高校1年生。故障が原因でサッカー部から退部を余儀なくされたが、サッカーへの思いが捨てきれず、一人でもできるリフティングを続けていた。リフティングについて調べるうちに、動画サイトでフリースタイルフットボールと出会い、魅了され、プレイヤーとしての人生が幕を開けることになる。

 

　フリースタイルフットボールは競技人口がさほど多くなく、世界で活躍するトッププレイヤーたちと交流できる環境があり、彼の才能がすぐに見いだされたことも幸運だった。数々の大会で戦績を上げ、それまで消極的だったという性格が自分でも驚くほど積極的に変わり、「一流の常識」が「自分の常識」になったとき、自身もトッププレイヤーになったことを実感した。

 

　高校卒業後は就職を考えていた時期もあるというが、フリースタイルフットボールを続けていくためにも大学進学を選択。プロプレイヤーとして生きていくためには、企業に対して営業活動を行うことも、自身が経営的視点を持つことも必要と考え、そのノウハウを学びたいと考えた。また、世界で活躍するためには語学力と知見が必要だと考え、その両方が実現できる甲南大学経営学部に進学することを決めた。今は経営学部ビジネスリーダー養成プログラムのグローバル・ビジネス・コース（※注）で学びを進めている。

 

　この秋（２年生後期）からは経営組織論を学ぶゼミに所属しており、これから学びを進めていくというが、「学んだこと全てをプロとしての活動に生かしたい」と、意気込みを見せる。また、大学で過ごす時間以外にも、通学中に英単語を覚えたりリスニングサイトを視聴する等、努力を惜しまない。世界大会で仲良くなった外国人プレイヤーとのやりとりも勉強になるのだという。

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　「目指すのは世界No1プレイヤー。自分を変えてくれたフリースタイルフットボールで世界中に刺激を与えたい。1人でも多くの人に『カッコイイ』と思ってもらいたいですね。」

そう語る彼の行動は全てがフリースタイルフットボールに繋がっていて、どこまでもストイック。何かを極められる人間は何に対しても全力で、攻めの姿勢を崩さない。

 

　ボールに生命を吹き込む彼の目の輝きは、まさに「ホンモノ」。

　今後の活躍から、目が離せない。

  

 

＊Freestyle Footballer  Ibuki  OFFICIAL WEBSITEもご覧ください。＞＞＞

 

（※注）国際的なビジネスの場で活躍する人材を育成することを目的に、専用の各種語学科目で語学力を高めたのち、留学にチャレンジできるコース。

　・ビジネスリーダー養成プログラム＞＞＞

　・グローバル・ビジネス・コース＞＞＞

 

 

（文責：甲南Ch.記者　荻山菜邦）