新着情報
経営学部教員紹介シリーズVol.30(教授:井上定子)
2025年12月23日(火) 経営学部新着情報 お知らせの一覧 今回研究内容をご紹介いただくのは、本学部で「国際会計論」の授業を担当している、井上先生です。Konan-BIZにも詳しく書かれていますので、是非ご覧ください。
企業の活動がグローバル化しているのと同じように、会計もグローバル化しています。このように、グローバル化した企業活動に関連する会計について研究する学問領域を国際会計論といいます。
実は、各国の言語や文化が異なるように、会計制度も大きく異なっています。そこで、現在、「国際財務報告基準(IFRS)」という国際会計基準(グローバルスタンダード)が作成されており、約140を超える国によって採用されています。そのため、近年ではIFRSに関する研究、とくに、IFRS導入による会計基準の国際的統一化(コンバージェンス)についての研究が多く行われています。
国際会計論は、簿記・会計学習における応用科目に位置づけられているため、井上ゼミでは、「簿記や会計の基本」(入門科目)、そして、「日本の会計制度(財務会計論)」(基本科目)と段階を踏み、国際会計論(応用科目)について学習しています。
日本の会計制度だけでなく、IFRSを中心とした世界の会計制度について学習することにより、「将来、日本はIFRSを完全に採用するべきなのか?」や、「そもそも会計基準は国際的に統一化されうるのか?」などといった、日本を含め世界の会計制度の在り方について考えるキッカケとなるようなゼミです。


