10月20日（土）に甲南大学岡本キャンパスで開催されたKONAN DAYでは、甲南大学の各学部・学科が甲南高校１・2年生の生徒を対象に模擬講義を行いました。経済学部では「結婚市場における需要と供給 ：一夫多妻制で得するのは誰？」と題して、約120名の受講生に経済学の考え方を解説しました。

　男性は一夫多妻制に憧れ、女性は一夫一妻制を絶対視する印象がありますが、経済学で考えると男性は一夫一妻制、女性は一夫多妻制の方が得なはずです。これは需要と供給の考え方から必然的に導かれるのですが、その説明に納得できたでしょうか？（ヒント：一夫多妻制だと男性が余ります。）

　経済学ではしばしば人間の直感に反する結論が導かれます。それらは経済学を学ばないと得られない知識です。模擬講義を通じて経済学の面白さを知って頂ければと思います。
（経済学部教授　村澤康友）