皆さんは、甲南大学がJリーグ所属のプロサッカークラブ「ヴィッセル神戸」のスポンサーの一つであることをご存じでしょうか。そのご縁もあり、現在経済学部では「現代日本経済」という講義の中で、ヴィッセル神戸の関係者の方々から現場の生の声や社会ニーズをお聞きした上で、ヴィッセル神戸の本拠地である「ノエビアスタジアム神戸」を活性化させるための方策を企画・検討するという講義を行っています。

 

　ほとんどの学生は具体的な「集客マーケティング戦略」を考えるなんて初めての体験ですが、このような企画立案プロセスを習得することは、企業人になるうえでは重要です。マーケティング戦略の理論を学びながら、如何にそれを実践に応用していくかが問われるこの授業は、学生にとってはかなりハードなものでしたが、受講生全員が諦めることなく最後までやり遂げてくれました。

 

　授業の「締め」は、夏季オープンキャンパスでのプレゼンテーション。緊張しながらもたくさんの高校生の前でしっかりとプレゼンしてくれました。8月にはヴィッセルセレイアのお二人とクラブマスコットのモーヴィも応援に駆けつけてくれました。

 

　ヴィッセル神戸の関係者の皆さま、本当にありがとうございました。そして学生の皆さん、お疲れさまでした！ヴィッセル神戸が今後ますます地域に不可欠な存在へと飛躍されますように！（経済学部教授　石川路子）