ゼミの活動報告

足立ゼミでは、地域社会の課題解決をテーマに、実践的な研究活動を行っています。学生が主体となり、地域の企業や行政機関と連携しながら、現場での調査やヒアリングを通じて具体的な提言を行っています。

2024年度の活動報告

2023年度のゼミ活動では、「加古川市における雇用・子育て支援政策」をテーマに研究を行い、企業と市を結ぶ施策の改善提案を行いました。この経験を活かし、2024年度は「神戸市内における若年層の雇用促進・定着」をテーマに調査研究を行い、政策提言を行いました。その背景には、神戸市の人口減少（若年層の社会減）が続くなか、中小企業を中心に、新卒・第2新卒の採用難が深刻化しています。そこで、関西造園土木株式会社、兵庫ベンダ工業株式会社、株式会社シマブンコーポレーション、中小企業投資育成株式会社、神戸市の皆様のご協力のもと、視察・ヒアリングを行い、神戸市における中小企業の求人動向、就業状況、福利厚生等を明らかにしました。一方で、本学3回生及び4回生を対象に学生の就業ニーズをアンケート調査で分析しました。これらの分析結果と現状を踏まえ、以下の報告会で、神戸市における中小企業の若年層の雇用促進・定着を目指して政策提言を行いました。

提言報告会の開催

大学生による行政課題への提言報告会を開催いたしました。

日時：2025年1月28日（火）14:30～16:00
場所：神戸市役所4号館（危機管理センター）1階 本部員会議室

報告
(１) 市と企業を結ぶ雇用・子育て支援施策 ～加古川「知」を結ぶプロジェクト～
(２) 神戸市内の中小企業の若年世代雇用促進・定着に向けての神戸市への提案

講評

関西造園土木㈱　　　　　　　取締役社長　　　　　　   藤田　英紀 様

兵庫ベンダ工業㈱　　　　　　代表取締役社長　　　　   本丸　勝也 様
　
㈱シマブンコーポレーション　人事労働部 部長　　         吉田　貴志 様
　
大阪中小企業投資育成㈱　　　営業第２部上席調査役 　  岡村　昴　 様

神戸市　　　　　 　　　　　　経済観光局長　　　　     大畑　公平 様


まとめ

足立ゼミでは、地域社会の課題に取り組み、実践的な研究を通じて社会に貢献したいという思いで、ゼミ活動を行っています。学生一人ひとりが主体的に活動し、地域の皆様と共に成長していくことを目指し、これからも地域社会の未来を共に築いていきたいと考えています。
                                                                                                                                (経済学部教授 足立泰美)