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映画「獄友」イベントに出演しました
2018年6月12日(火) 法学部新着情報
いま、全国の映画館で公開中の映画「獄友」は、冤罪被害を受けた方々の日常を描いたドキュメンタリです。
(「獄友」については、公式サイト>>>を是非ご覧下さい!)
映画の公式サイトは、「獄友」たちについて、次のように記しています。
「彼らは人生のほとんどを獄中で過ごした。いわれの無い罪を着させられ、嘘の自白を強要され、獄中で親の死を知らされた。奪われた尊い時間は決して取り戻すことができない。しかし、絶望の縁にいたはずの彼らは声を揃えて言うのだ。『"不運"だったけど、"不幸"ではない、我が人生に悔いなし』と。……冤罪被害者の横のつながりはほとんどなかったが、「足利事件」の菅家さんの釈放をきっかけに、彼らは同じ痛みを抱えるものとして、お互いを支え合うようになった。はじめて彼らの話を聞いた時、どんなに重い話をされるだろうかと緊張し身構えていたが、会った瞬間、笑いをこらえることができなかった。自分たちのことを「獄友(ごくとも)」と呼び、獄中での野球や毎日の食事や仕事のことを懐かしそうに語り、笑い飛ばす。そこには同じ「冤罪被害者」という立場だからこそわかり合える特別な時間があった。そしてなぜ自白したのか、獄中で何があったのか、娑婆に出てからのそれぞれの人生を自ら語ってくれた。」。
映画「獄友」は、6月2日から神戸元町の元町映画館でも毎日上映されています。監督の金聖雄さんの依頼をうけ、甲南大学のえん罪救済ボランティアのメンバーが元町映画館での公開初日のイベントに出演する機会をいただきました!
映画上映後、30分間の時間をいただいて「えん罪救済センター」の活動や学生ボランティアの活動について説明したあと、クイズ大会をしたり観客と自由にやりとりをしたりしました。
〈左:イベントの準備をするボランティアメンバーたち。右:イベントの様子〉
クイズ大会は大いに盛り上がりました。
最初の質問は、「現在、学生ボランティアは何人いるでしょう?」。答えは「約150人」です。大きなどよめきが起きました。優勝した方には、オリジナルTシャツをプレゼント。また、参加者全員にオリジナルバッジをお渡しできました。
「なぜえん罪救済活動に興味をもったのか」「どういうことを学んだか」など、学生に対する質問もたくさん飛びかいました。初めてその場で出会った方々と、「えん罪」という問題と通して様々なことを語り合うことができた時間になりました。
「獄友」は今後も全国で順次上映されます。是非ともご覧下さい!
〈終了後、監督やスタッフの皆さんと。皆さん、ありがとうございました!〉
〔法学部・教授 笹倉香奈〕