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    罪を犯した高齢者と少年の矯正~現場で学ぶ刑事政策ゼミ・レポート第2弾~

    2017年9月19日(火) 法学部新着情報
     罪を犯して刑務所に入る受刑者は、全体として減少しているにもかかわらず、刑務所で生活する高齢者の割合は増加を続けています。それにともなって、刑務所は、医療や介護、釈放後の生活の準備などの課題に直面しています。

     
     そこで、刑事政策ゼミでは、わが国で最初のバリアフリー刑務所といわれ、多くの高齢受刑者が生活している尾道刑務支所を9月12日に訪問し、次長さんから高齢受刑者の生活と処遇について詳しくお話を伺うとともに、施設を参観しました。


     
     翌9月13日には、姫路少年刑務所を訪問しました。少年刑務所は、罪を犯した少年を収容して矯正する施設です。ゼミで6月に訪問した少年院との違いについて、詳しく勉強しました。

     
     今回学習したことをふまえて、刑事政策ゼミでは、10月1日のオープンキャンパスにおいて、高齢者の犯罪をテーマにした模擬裁判を、1回生の基礎ゼミ生と協力して実施します。
     
     また、11月3日、法科大学院棟4階の法廷教室において、東灘地区BBS会、東灘区保護司会、東灘区更生保護女性会と協働して、「更生保護プロジェクトIN摂津祭」を実施します。パネルディスカッションや模擬裁判に加えて、刑務作業の製品展示などを行う予定です。
     
     皆さんの参加を、心よりお待ち申し上げます。(法学部教授 前田忠弘)