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刑事政策ゼミで非行少年の矯正保護の現場を学びました
2017年6月27日(火) 法学部新着情報
6月22日午後、神戸保護観察所の民間活動支援専門官と東灘区保護司会の方々、近畿BBS連盟事務局長(ゼミの先輩です!)から、少年院を仮退院してきた少年たちを地域社会で支える実践的な取組みについてお話を伺いました。
引き続き、東灘区更生保護サポートセンターに移動して、兵庫県BBS連盟副会長から、同世代の若者たちが青少年の社会復帰を支援するBBSの「ともだち活動」について詳しくお話を伺いました。
翌6月23日午後、わが国における最初の少年院の一つである浪速少年院を訪問し、施設の参観に加えて、教育専門官の方から矯正施設における少年の生活と社会復帰に向けた取組みの実際について詳しく学ぶとともに、ゼミ生各自の研究テーマに関する質問について丁寧なご回答をいただきました。
この2日間は、これまでの教室での文献学習を土台として、非行少年の施設内処遇と社会内処遇を担う実務家やボランティアから学ぶという、ゼミ生にとって貴重な機会になりました。
さらに、刑事政策ゼミでは、社会に目を向けた学習活動の実践を目指して、少年の健全育成に向けた地域活動への参加なども学習活動の一環として展望しているところです。
(法学部教授 前田忠弘)