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    2017年3月05日(日) 法学部新着情報
     大学生になった証(あかし)とも言えるのが、第2外国語の学習です。
    甲南大学では1年次に、ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語の中から第2外国語をひとつ選択し履修します。そして、外国語の学習や留学に重点を置きたい場合、2年次で「国際言語文化科目」を選択することができます。
     
     この「国際言語文化科目」には4つのコースがあります。コースごとに多少の違いはあるのですが、英語や第2外国語の「中級科目」を、卒業に必要な単位として履修することができます。
     
     今回は、4コースのうち「A:国際文化コース」の「言語と文化 フランスⅠ」と「言語と文化 フランスⅡ」を例にとってお話します。
     


     2年次前期の「言語と文化 フランス I」では、フランス生まれのシッシュ教授が、フランスの歴史を日本語で講義します。
     
     後期の「言語と文化 フランスII」は、私、中村が担当し、フランスの教育制度、特に大学入試(バカロレア)で求められる「フランス式小論文」の書き方について詳しく解説します。その他、フランスの婚姻制度(2013年に同性婚法が成立)や労働制度(基本的に週35時間労働が守られていて「過労死」がない社会)について、日本と比較しつつ、グループでディスカッションを行います。また、「フランス式小論文」の形式でグループごとに発表し、個別レポートについては、採点後、返却します。この授業を通して、「フランス式小論文」の書き方を体得すると、レポートや卒業論文、入社試験の作文でも大いに役立ちます。
     
      第2外国語は、「言語」だけでなく、「文化」も一緒に学ぶことで得られるものが多く、楽しく学習できます。甲南大学に入学したら、各言語について開講されている「言語と文化」の受講をお勧めします。
    (文責:国際言語文化センター 中村典子)