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    育英高校で実施した主権者教育ワークショップが朝日新聞に取り上げられました!

    2025年11月27日(木) 法学部新着情報 お知らせの一覧

    法学部の三谷宗一郎准教授と三谷ゼミの学生は、2023年度より、若年層が政治や選挙に主体的に向き合う力を育むための「主権者教育ワークショップ」の教材開発に取り組んでいます。

    2025年11月1日(土)、神戸市選挙管理委員会との共催により、育英高校において、同ゼミが開発した教材を用いた主権者教育ワークショップを実施しました。

    ワークショップでは、架空の「ミタニ市」で市長選挙が行われるという設定のもと、「NIMBY施設(自分の地域には建ててほしくない施設)をどこに建設するのか」を争点とした模擬選挙を行いました。

    育英高校の3年生約300名が参加し、3つの地区に住む住民役になりきってもらい、それぞれの立場から投票判断を行いました。

    参加者は、以下の多様な情報に触れながら、投票先を選択しました。

    ①三谷ゼミ生が扮する候補者による演説・討論

    ②選挙設定に合わせてゼミが開発した架空のウェブ・ボートマッチ

    ③投票前に行った世論調査の結果

    ④架空の動画配信者が発信しているショート動画のデマ情報

    ⑤地元新聞社によるファクトチェック情報

    このように実際の選挙に近い情報環境を再現することを通じて、「政治とはなにか」「なぜ選挙が重要なのか」「どのように情報を精査すべきなのか」を自分の頭で考えてもらう機会の創出を試みました。

    当日の模様は、11月26日付の朝日新聞にて紹介され、高校生が主体的に投票を考える様子や、大学生が情報リテラシー教育を支える取り組みとして報じられました。

    記事はこちら:「情報見極めて」大学生が高校生に模擬投票授業 契機は兵庫知事選 [兵庫県]:朝日新聞

    三谷ゼミでは、今後も実践的な主権者教育プログラムの研究・開発と、その成果の社会への発信に取り組んでまいります。

    ※なお、本主権者教育の教材開発は、「甲南学園平生記念人文・社会科学研究奨励助成」の支援を受けて進められています。