法学会では、学生が日本の司法制度・裁判実務への理解を深めることを目的として、毎年裁判所見学を企画しています。今年度は、大阪地方裁判所において裁判所見学を実施しました。
　当日は裁判所職員の方から裁判所の役割や、裁判手続き、裁判員制度に関する説明を受けるとともに、空き法廷の見学を行いました。その後、当日行われている裁判を各自で傍聴しました。当日はあまり開かれることが少ない裁判員裁判（判決言い渡し）を傍聴することができました。

参加者からは、以下のような声が寄せられました。
・法廷の中にまで入ることができて貴重な経験でした
・裁判所の職員の方に進路に関する貴重なお話を聞くことができてよかった
・被告人、検察官や弁護人、裁判長のいる緊迫した空間の中で、淡々と裁判が進められていることに驚きと興味が湧きました
・実際に裁判所で働いていらっしゃる職員の方の生の声をきくことができ、非常に有意義な時間でした。裁判所の職員になりたいという気持ちがより強くなり、勉強へのモチベーションも高まりました

　裁判所職員の方がとても熱心に説明してくださっただけでなく、学生達からの質問にも快く応じてくださったのが印象的でした。今回の裁判所見学によって、参加者が司法をより身近なものとして感じてもらえたように思えます。更に意欲的に法学の勉強に取り組んでもらえたらと願っています。

法学部准教授　平野淳一