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法学部一回生、大阪地裁で裁判傍聴
2016年6月06日(月) 法学部新着情報
6月3日金曜日の午後に、基礎演習の一回生と一緒に大阪地方裁判所へ刑事裁判の傍聴に行きました。
一回生は「刑事法入門」で刑法、刑事訴訟法、刑事政策などの基礎を学んでいますが、やはり刑事法の勉強のためには、実際の刑事裁判の現場を見てみる必要がありますね。そこで、毎年、一回生と一緒に裁判所に傍聴に行っています。
大阪地方裁判所は、日本で2番目に大きな裁判所。たくさんの事件が毎日処理されています。
裁判は一般市民に公開されています。ですから、平日の裁判が開かれている時間帯であれば、誰でも自由に裁判の傍聴をすることができます。(詳しくは裁判所のウェブサイトのこちらのページをご覧下さい→ http://www.courts.go.jp/kengaku/ )
大阪地裁では、小さなグループに分かれて詐欺事件や建造物侵入・窃盗の事件などを傍聴することができました。
参加した学生さんは、「ドラマや映画での法廷の場面とは違うところもあった。でも、実際の法廷でのやり取りも非常に興味深かった」「今日見た事件の被告人にどのような判決が言い渡されるのかとても気になる」などと口々に感想を述べていました。
またR.Hさん(法学部一回生)からは、「初めて裁判傍聴をしました。今まで、テレビなどの報道やドラマでしか知らなかった裁判を生で見るのは不思議な感覚でした。静かで淡々としながらも重苦しいような雰囲気が伝わってきました。裁判の内容が身近な問題もあり、騙されるのは他人事ではないように感じました。一つの事件を審理するのに当事者だけでなく、いろんな人がかかわっている点がとても興味深く思いました」との感想が寄せられました。
学習が進んでからまた傍聴に来れば、手続の内容への理解が深まり、さらに興味深い勉強ができるかもしれませんね。
(文責:法学部教授 笹倉香奈)
*ちなみに、お昼過ぎに大学を出発し、お昼ご飯は大阪市役所の食堂でみんな一緒に。
ちょっとした社会見学になりました。