法学部　尾原　宏之教授の著書が日本経済新聞の書評欄に掲載されました

2024年7月02日（火）法学部新着情報お知らせの一覧

このたび、法学部　尾原宏之教授の新刊『「反・東大」の思想史』が、2024年6月29日付け日本経済新聞の書評「あとがきのあと」に掲載されました。尾原教授に自著についてのコメントをいただきましたので紹介いたします。
みなさんも本屋さんで、ぜひお手に取ってご覧ください。

このたび取材を受けた拙著『「反・東大」の思想史』（新潮選書）は、思想史研究の観点から近現代日本の「東大信仰」と「学歴信仰」を問いなおしたものです。

Webメディアなどでは、偏差値による大学のランク付けや、露骨な学歴自慢・学歴差別が当たり前のようになっています。そういう風潮の中で、学生が萎縮したり慢心したりすることに、強い危機感を持つようになりました。

学歴至上主義と戦った人々の歴史を解き明かして、現代の学生が前向きに夢や希望（野望）を語る一助にしたいというのが、大きな執筆動機です。

「やってみればなんとかなる」というのは、ある意味真実だと思います。