2024年3月14日、法学会企画として、10名の学生諸君の参加を得まして、神戸地方裁判所に見学および裁判傍聴に行ってきました。

　最初に、裁判所広報の担当者より、裁判員裁判向けの法廷に案内してもらい、法廷の設備や使い方、裁判所の制度やそこでの仕事ぶり等について説明を受けました。その後、（当日傍聴席が想定外に混み合って、全員が傍聴することはできませんでしたが）実際の刑事裁判（判決言渡期日）を傍聴させていただくことができました。

　参加者の感想として、下記のような声を聞くことができました。
・本物の法服を着ることができて、また、案外にも軽くて大きな思い出になった。
・判決文の言渡で、大変細かい証拠調べに基づいた事実認定がなされていたことに驚いた。
・歴史的な価値のある旧庁舎と現代的なビルが一体化している庁舎に感動した。
・座る席がなくて、傍聴ができずに残念だった。今度は、個人的にも傍聴してみたい。
・裁判員向けの法廷に設置してあるPCやOHP等の性能や画質が高くて、とても驚いた。
・庁舎や法廷が大変きれいで、清掃が行き届いていることに驚いた。

　今回の見学・傍聴を機会として、参加者が、今後、いっそう興味関心をもって法律学の学修を深めていっていただけますよう心から念願しています。

法学部教授　濱谷　和生