新着情報
「大学生の防犯対策セミナー」 ~サイバー犯罪と防犯ボランティアについて~ を開催しました<12/12>
2023年12月21日(木) 法学部新着情報 お知らせの一覧 甲南大学法学会は、実務の現場で活躍されている方々をお招きして業務内容を披露していただく講演会を、毎年開催しています。今年は、兵庫県警察本部の方々に、「大学生の防犯対策セミナー」~サイバー犯罪と防犯ボランティアについて~、というテーマで講演いただきました。
はじめに、兵庫県警察本部生活安全企画課の弓指様に防犯講和についてご講演いただきました。兵庫県内で発生した犯罪情報等を表示する「犯罪発生マップ」や、兵庫県警察から犯罪情報や防犯情報などをメールで受け取ることができる「ひょうご防犯ネット」などの防犯情報の配信システムを紹介いただきました。また、架空料金請求詐欺や還付金詐欺、ストーカなどの被害に遭わないためには、自分自身で個人情報管理をするとともに、周りの人や警察に相談するなど、早めに行動していただきたいとの説明がありました。
次に兵庫県警本部保安課の平井様より、オンラインカジノの違法性について事例を挙げて解説いただきました。「パソコンやインターネット回線を利用して金銭を賭けてスロットやバカラゲームなどができるオンラインカジノなどは、合法である」とか、「海外のサイトなので大丈夫」などとの誤解をしている人が多いが、日本では賭博は違法であるという認識をもっていただきたいとの注意喚起がなされました。
続いて、学生防犯ボランティアに所属している学生さんからは、闇バイトの危険性について説明いただきました。TwitterやInstagramなどのSNSやインターネット掲示板にある、簡単に高収入が得られるなどの甘い言葉に誘われて応募すると、結果として犯罪者となってしまう可能性があると、熱く語っていただきました。
最後に、兵庫県警察本部警務課 警察官採用センターの野島様より、兵庫県警察官採用試験に関する詳しい内容、警察で求められる人物像、兵庫県警察の特徴などについて、ご自身の経験にもとづいた貴重なお話を伺うことができました。警察はチームでの仕事が多く、また地域の人々とのかかわりが多い仕事であるため、協調性やコミュニケーション能力が必要であるなど、警察官志望の学生さんや警察の仕事に興味をもっている学生さんたちにとっては、具体的なイメージを抱くことができたのではないでしょうか。
今後も甲南大学法学会は、実務の最前線で活躍されている方々をお招きし、公務員を志望する学生に有益な機会を提供していきます。
(法学部事務室)