3月10日（水）に神戸地方裁判所、3月12日（金）に大阪地方裁判所・高等裁判所へ裁判の傍聴に行ってきました。
　例年法学会では裁判所見学を企画・実施してきましたが、コロナ禍の影響で裁判所が団体見学の募集を見合わせている状況が続いています。しかし、学生から裁判所に行ってみたいという要望が多くあり、少人数ずつ複数回の裁判傍聴を企画しました。
　神戸では裁判員裁判を傍聴し、ビデオリンク方式による証人尋問を見ることができました。大阪では刑事裁判と民事裁判（通常の法廷とラウンドテーブル法廷）、地裁と高裁の裁判などを見比べることができました。大阪地裁と大阪高裁という別の建物があると思っていた学生も多く、勉強になったものと思います。神戸（中心地）にも大阪にも便利な神戸・岡本という地の利を活かすことができました。
　裁判の傍聴は自由ですが、一人で行くのはなかなかハードルが高いと感じている学生は多いようで、そのような学生にはよい機会を提供できたのではないかと思います。百聞は一見に如かず。実際に見てみることはとてもよい勉強になります。来年度以降も裁判所の見学・傍聴を続けていきたいと考えています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（法学部　教授　櫻井智章）