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    オープンキャンパスで模擬裁判を上演しました!

    2019年10月08日(火) 法学部新着情報

     10月6日に秋のオープンキャンパスが開催されました。
     法学部でも、学部説明会、模擬講義、そして模擬裁判を開催しました。
     
     模擬裁判は、実際の法廷さながらの「法廷教室」で行います。裁判員裁判の対象となるような重大事件を題材に、被告人に対してどのような判決を言い渡すべきなのかを、当日ご来場下さった高校生の皆さんに裁判官・裁判員役を務めていただき、決めていきます。裁判長、検察官、被告人・弁護人、そして証人は、在学生が演じます。

     実際の刑事裁判は数日間から数週間、ときには数ヶ月かけて行われます。これに対して、オープンキャンパスでは45分という短い時間枠で模擬裁判を行いますから、時間的制約があります。でも、刑事裁判がどのように行われているのかのエッセンスは、ご理解いただけたのではないでしょうか。

     今回は「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の大原則や、検察官の立証責任(刑事裁判では検察官と被告人の言っていることのどちらがより正しいかではなく、検察官がすべての立証の責任を負うということ)についてご理解いただきたいと思い、この2つに特に焦点をあてて上演してみました。

     30分間の公判手続のあと、裁判官と裁判員による評議が行われている間に、模擬裁判で検察官・被告人・弁護人、そして証人を演じてくれた在学生に対して甲南大学法学部で学んで良かったことについてインタビューしてみました。
    「社会の見方、ニュースの見方が変わった」「実際の事件に接したり、中学・高校に講義に行ったりするなど、社会との結びつきを感じながら勉強ができている」など、色々な発言がありました。

     さて、判決は…「無罪」。「疑わしきは被告人の利益に」という原則を見事に実現していただきました。

    裁判官・裁判員役にご協力下さった高校生の皆様、ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました!
    〔法学部教授・笹倉香奈〕


    〔本番前の練習の様子です!本番に向けて、準備万端です!〕