KONANプレミア・プロジェクト「えん罪救済ボランティア」は、2019年も活発な活動を続けています。すべて参加している学生自身で企画を行い、運営しているのがこの活動の特色です。

　実際の冤罪事件に関する勉強会、高校生への講義に向けた学習会を定期的に開いているほか、えん罪救済センターの審査会議への参加、シンポジウムのお手伝いなどもしています。また、自分たちの学習を深めるために外部の施設などへの参観や見学も積極的に行っています。

　大阪地裁で裁判官のお話を聞いたり、えん罪救済センターの運営委員である弁護士と一緒に刑事事件の公判を傍聴して刑事手続の詳細を学んだり、浪速少年院に参観に行ったり、様々な活動をしました。

　9月のはじめには、名古屋に1泊2日で研修に行きました。普段はなかなか見られない施設等を2日にわたって参観し、刑事司法の現場についての理解を深めました。名古屋研修の詳細については、学生自身によるレポートを甲南Ch.に順次掲載していく予定です。

　後期も色々と活動をしていきますので、是非、ご注目下さい。（法学部教授・笹倉香奈）

《写真1：6月15日に開催されたえん罪救済センター3周年記念シンポにて。花束を持っているのは、布川事件の冤罪被害者の桜井昌司さん》

《写真2：8月には、えん罪救済センターの運営委員でもある川崎拓也弁護士に刑事弁護の実際について色々とお話をうかがいました》