2019年7月14日に御影クラッセ広場で行われた「社会を明るくする集い」において、刑事政策ゼミの学生が、「健全育成」と「高齢者の犯罪―更生支援と再犯防止」と題して、２点のポスター発表を行いました。社会を明るくする運動とは、犯罪や非行を行った人の更生をそれぞれの立場において力を合わせ支援するという、５０年以上の歴史を有する取組みです。
　刑事政策ゼミでは、更生支援を「学ぶ・拡げる・寄り添う」をテーマに地域で活動する保護司やBBS会員の方々と学習活動を行ってきました。今回はその成果の一部をポスター発表させていただきました。

　近年の再犯防止推進計画においても更生支援の重要性が指摘されています。「多機関連携」や「司法福祉」といった専門機関における課題に加えて、地域社会、住民の方々にも「力を合わせて」いただくことが委ねられています。当日は、若者らしい感性で、地域社会における更生支援の重要性をお集まりの皆さんに発信させていただきました。

（前田忠弘　法学部教授）