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刑事政策ゼミで、保護観察の現場を学びました
2019年6月25日(火) 法学部新着情報2019年6月13日、法学部専門演習(刑事政策)の授業において、神戸保護観察所の中川美樹保護観察官から、保護観察の業務につき講義をしていただきました。刑事政策を学ぶ法学部3年生18名に加えて、近隣の保護司さん6名も参加され、学生にとっては、更生支援の実際を学ぶ機会となりました。
中川さんからは、更生保護制度の概要、更生保護の担い手、保護観察の方法、更生保護における犯罪被害者等施策について、わかりやすい解説があり、さらに、保護観察の現場において感じることとして、SNSの普及による交友関係の変化や価値観の多様化など対象者を取り巻く環境の変化、医療・福祉との連携を必要とする事案の増加が指摘されました。
講義を通して私たちは、保護観察官の基本的な業務内容やボランティアである保護司さんとの連携体制の大切さを具体的な事例を交えて学ぶことができ、地域で活躍する保護観察官への興味と保護観察対象者への理解が深まり、より身近なものとして更生支援への意欲を高めました。
(法学部3年次生 髙木沙織・法学部教授 前田忠弘)