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    漫画家の加藤みのりさんから、メッセージをいただきました。

    2016年10月24日(月) 文学部新着情報
     小学館の「ちゃお」、「ちゃおDX」で人気の4コマまんがの作者、加藤みのりさんは、甲南大学文学部・日本語日本文学科のご出身。連載で好評だった「JKおやじ!」がコミックスで発売されています。
     <<<自画像
     
     加藤みのりさんご本人から貴重な大学生活の様子や、作品関連の画像もいただきました!
    今後、ますますのご活躍を楽しみにしましょう!
     
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    高2から投稿をはじめ、大学2年の時に一度他誌でデビューをしました。
    知らせの電話を取ったのは夜の2号館の階段でした。
    心の底からうれしかったことと、絶対に就活開始時期までにデビューしたかったので、間に合った、と思いました。
    しかしそのあと雑誌に載らなくなり、卒業後、2011年にちゃおで再デビューをするのですが、在学中は結局ずっと就活をしていたようなものだったなと思います。
     
     甲南大学を選んだのは、たまたま、新聞で紹介されていた都染ゼミに興味を持ち、
    そこに入りたくて入学しました。
     実際通ってみると、こじんまりした(笑)学内がとても肌に合っていました。
     自分のことをゆっくりと考えられる、慌ただしすぎない穏やかな学風が確かにあると思います。
     
     在学中、ささやかに意識していたことは、締め切りが身近な存在になるような選択をしていたことです。
     部活やゼミ、3,4種類の締め切りが重なりてんやわんやになることもありましたが、自律のいい練習になりました。
     
     大学は、やりたくないことを避け、やりたいことだけできる権利がある場所です。(義務の必修科目はありますが。)
     今、将来についてぼんやりとした気持ちしかない人も、入ってみればこれはやってみたい!何かの役に立つかも!
     これだけはやりたくない!などの気持ちは芽生えると思います。自分のアンテナの種類を、プラスマイナス両方から探せる場かなと思います。
     
     卒業後は、大学生活をなんとしてでも「漫画家として意味があったこと」にしてやる、
    と思って過ごしています。方言調査を行うゼミではたくさんのあたたかい方々に出会えましたし、協力と目標達成への地道な作業を覚えました。
     所属していた写真部では、第三者からのダイレクトな感想と、漫画とは全く違う表現に触れ合えました。
     これらは再デビューへの力にもなりましたし、どうせなら全部、漫画に活かしたいです。
     
     大学は人生の踏み台のひとつであり、きっと一生の思い出の場所になります。
     受かった場所にはあなたを待っている人がいるので、受験勉強、頑張ってください。
     私も道半ばの未熟者なので、頑張ります。ぜひ息抜きにJKおやじ!1巻、読んでください。
     ありがとうございました。