新着情報
学科創設25周年記念の会と髙田先生最終講義
2026年3月09日(月) 文学部新着情報 お知らせの一覧歴史文化学科は2001年に創設された、文学部では最も若い学科です。今年度は創設から25周年の節目にあたるため、2月28日に卒業生と在校生が集まる記念の会を行いました。また、この3月をもって退職される髙田実教授の最終講義も併せて行われ、大変賑やかな会となりました。
髙田先生の最終講義「近代イギリスと相互扶助:生を支えた共同性の変容」は、今「生きる」ということをどのように捉えるべきなのか、歴史を構造的に捉えることの重要性、といった問題提起から始まりました。そして、ご自身の学問的探求の原点とも言える三池炭鉱の歴史的意義と、近代イギリスで発展した相互扶助のあり方を結びつけられ、こうした問題と真剣に向き合うこと、自分の手で書きながら学ぶことの大切さを説かれました。いつもながらのユーモラスな語り口でしたが、常に「ほんもの」から学ばねばならないという髙田先生の気迫のこもったメッセージが、私たちの心に大きく響く、そんな最終講義でした。
第2部にあたる「創設25周年の会」は、まずは教員から、コロナ禍の時期を挟んだこの10年間の思い出、それから学科創設時(草創期)の思い出をふりかえる発表がありました。それから学芸員課程と教職課程の活動と、「歴らぼ」活動のふりかえりがあり、卒業生たちが登壇してそれぞれの思い出深いエピソードを披露してくれました。これだけ大勢の歴文OB・OGが集まる会合は未だかつてなく、学科の伝統がしっかりと受け継がれていることが実感されました。私たち教員も、社会に巣立っていった卒業生たちがいつでも羽を休めに帰ってこられるような場所として、歴史文化学科を大切に守っていきたいと思います。
(文学部歴史文化学科 教授 中町信孝)


