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    甲南映画祭 ’25 学生スタッフによる作品紹介・教員インタビュー(5)

    2025年11月13日(木) 文学部新着情報 お知らせの一覧

    学生スタッフによる甲南映画祭の見どころ紹介の5回目となる今回は、12月4日(木)に上映する大島渚監督の『KYOTO, MY MOTHER’S PLACE』(1991年)について、文学部歴史文化学科の横田雄士さんが、友田義行教授にインタビューをしました。


    『KYOTO, MY MOTHER’S PLACE』Ⓒ大島渚プロダクション


    Q.なぜこの映画を選んだのですか?
    A.映画祭に関わっている映画評論家の西田博至さんが選びました。大島渚の映画を毎年上映するという意図もあり、この映画が選ばれました。映画の中で関東大震災の言及があり、映画は母親と向き合うといった内容ではありますが、母の喪失からの再生というテーマを、震災からの復興という観点から地続きで考えてみてほしいです。

    Q.大学生の視点で見てほしいところはどこですか?
    A.自分だったらこの映画をどう撮るかという視点で見てほしいです。母の人生の足跡を辿ると言った内容の映画であるので、自分の母の人生と重ねて見てほしいです。

    Q.映画の中で注目してほしいシーンはどこですか?
    A.建物の撮り方ですね。京都ならではの建物の構造が、映画の中で効果的に演出され印象的なシーンが生み出されているので、意識的に見ていないと気づかない部分でありますが、注目して見てください。

    インタビュアーのコメント
    この映画は直接的に今回のテーマに合致するというわけではありませんが、映画の中に大島渚監督が込めた思いの中には「災いに向き合う」という今回の映画祭のテーマに共通するものがあります。大島渚という巨匠がこの映画に込めた思いを皆さんにも感じ取ってもらいたいです。



    『KYOTO, MY MOTHER’S PLACE』の上映時間、および映画祭全体のスケジュールは、
    甲南映画祭公式ウェブサイト(https://www.konan-u.ac.jp/konan-film-festival/)をご覧ください。

    (文学部教授 中町信孝)