おしゃれな街・神戸の私立大学として100年の伝統を持つ甲南大学で、充実の学生生活を送りませんか。

  • 新着情報 NEWS

    新着情報

    甲南映画祭 ’25 学生スタッフによる作品紹介・教員インタビュー(3)

    2025年11月06日(木) 文学部新着情報 お知らせの一覧

    《災いに向き合う》というテーマで開催する今年の甲南映画祭。学生スタッフが作品の見どころを紹介するコーナーの3回目です。今回は、12月5日(金)に上映する島耕二監督の『細雪(ささめゆき)』(1959年)について、文学部社会学科の小出美月さんが、森年恵講師にお話をうかがいます。


    『細雪』ⒸKADOKAWA 1959


    Q.なぜこの映画を選んだのですか?
    A.平生釟三郎先生の「常ニ備ヘヨ」という言葉と『細雪』には深い関わりがあり、その背景には1938年に発生した阪神大洪水があります。また今年は阪神・淡路大震災から30年ということもあり、この映画をきっかけに今一度災害に向き合っていただきたいです。

    Q.映画の中で注目してほしい部分はありますか?
    A.島耕二監督の『細雪』は原作を忠実に再現した作品となっており、特に特撮技術を使用した洪水のシーンはとてつもない臨場感がありますので是非ご覧になってください。

    Q.大学生に伝えたいことやメッセージはありますか?
    A.日本映画を好きになってほしいです。『細雪』に出演している、京マチ子・山本富士子の圧倒的美しさを是非実感してください。特に山本富士子は「ミス日本」の初代優勝者でもあり、実に魅力的な女優です。

    インタビュアーのコメント
    初めは少し古めの映画だと侮っていましたが、女優陣の演技力や丁寧に描かれた美しい細部まで、そのどれもが昭和だとは思えないほどのクオリティでした。改めて、日本映画の面白さを実感したような気がします。



    『細雪』の上映時間、および映画祭全体のスケジュールは、甲南映画祭公式ウェブサイト(https://www.konan-u.ac.jp/konan-film-festival/)をご覧ください。

    (文学部教授 中町信孝)