毎年恒例「英語サミット」を昨年末に開催しました。今回は本学英語英米文学科の卒業生である石丸裕太さんをお招きし、特別講演をしていただきました。石丸さんは 2015 年に KEALL（英語英米文学会）の会長として、初めて英語サミットを開催し、現在は教育系出版社 Gakken で英語と教育に関わるお仕事をされています。

　石丸さんは、甲南大学の特徴であるミディアムサイズ性について言及し、学生間だけでなく先生や職員の方との近い距離感が学びに役立つとし、この環境には沢山の学びの可能性が秘められていると語ってくれました。また、将来を見据えたキャリ ア形成についてのお話では、社会に求められるのはオンリーワンな人材であるとした上で、学歴だけに頼らず、何事にも積極的に挑戦して様々な経験をすることで、 世間から評価される資産を一つでも手に入れることが将来に大きく役立つと説明していただきました。英語力はその資産の一つであり、英文科で学ぶことの意義と有益性を再確認させられるご講演でした。

　講演の後は、毎年恒例となっている KEALL 主催のクイズ大会が行われました。音声記号を用いたクイズや英語圏の文化についてのクイズ、さらには英文科の先生に関する問題など今年もバラエティに富んだ出題となりました。先生たちも頭を抱える難問もあり、学生たちは苦戦しながらも、チームで協力しながら回答していました。