新着情報
ボランティア日本語教室「あおぞら」再開
2022年11月19日(土) 文学部新着情報 お知らせの一覧 甲南大学では2004年10月から学生による自主的な課外活動として、ボランティア日本語教室「あおぞら」を行なっています。大学のある神戸近郊在住の外国人や学内の短期留学生などの日本語学習を支援するこの活動は、日本語教員養成課程の授業で学ぶ甲南大学の学生たちの手によって引き継がれてきました。しかし、コロナ禍により2020年度と2021年度は活動休止に追い込まれました。
今年の5月に2回生をリーダーとして「あおぞら」を再開し、夏休みに一時活動を休止したのち、秋期は10月から12月8日までの日程で毎週木曜日の夕方に教室を開いています。日本語学習者は中国、ベトナム、韓国、スリランカ、イギリス、アメリカ、カナダから来た人たちで、日本で働くビジネスパーソンや子育てをしている主婦、留学生などみな目的を持って日本に暮らす人々です。活動を支えてきた先輩学生がいない中、「新人」の学生ボランティアたちはほとんどすべて手探りで活動を始めました。数々の失敗もありますが、おかげさまで少しずつ教室の再開を関係者の方々に知っていただけるようになりました。「あおぞら」は甲南大学の学生たちにとっても、外国語として日本語を教えることや異なる言語文化を学ぶ貴重な機会となっています。今後も下級生たちに「あおぞら」の活動を引き継いでもらいたいと期待しています。
(文学部准教授・野々口ちとせ)