11月4日（木）に、2006年に英語英米文学科を卒業されてNYで俳優活動をしている合田さおりさんをオンラインでお迎えして、英語英米文学科秋元ゼミのオープンセミナーを開催しました。
　
　合田さんは2008年からNYに渡り、映画、テレビ、司会などさまざまな分野で活動してきました。今回のオープンゼミでは、現在のNYの新型コロナの状況から始まって、コロナ禍での俳優業やオーディションの形態がどう変わったか、NYでの生活、そして英語の学習やキャリアの作り方といった現役の学生へのアドヴァイスまで多岐にわたるお話をしてくれました。

　後半は学生からの質問に答えてもらうQAコーナーでしたが、NYに渡った時も友だちの「行ってみれば？」の一言に押されてまずは「一歩踏み出してみた」という合田さんの積極性に刺激されたのか、学生からもどんどん質問が上がりました。どうやって目標を立てて実現していったのか、好きを仕事にすることの苦労、仕事とプライベートのバランス、日米の文化の違いなど、興味深い質問と回答がたくさん出て、非常に有意義な時間になったと思います。
　
　やりたいという思いを形にするのは簡単ではないけれども、そんなに難しいことでもない。やってみてうまくいかなかったら、うまくいかなかったなりに次にやりたいことに転がるかもしれないし。将来の展望というとすぐに「就活」に結びつけられてしまいがちな今の学生の皆さんですが、もうすこし広い視野でキャリアを考えるきっかけになったのではないかと思いますし、今英語英米文学科で学んでいることを将来につなげていったひとつのモデルとしても、先輩の話はとても参考になったのではないかと思います。協力してくれた合田さん、ありがとうございました。卒業生から話を聞いて、現役の学生の皆さんの参考にしてもらう今回のような機会を、英語英米文学科ではこれからも作っていきたいと思います。こんな人の話が聞きたい！というリクエストがあったら、教員にどんどん声を寄せてください。合田さんの話を見習って、思いついたらまずは動いてみるのが大事！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（英語英米文学科　教授　秋元孝文）