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    現代アート鑑賞ワークショップを開催しました

    2021年4月30日(金) 文学部新着情報

     文学部人間科学科の服部ゼミには、美術や演劇やマンガなど表現活動に関係する研究に取り組んでいる学生が多く所属しています。4月20日に授業の一環として芦屋市立美術博物館で開催されていた展覧会「植松奎二 みえないものへ、触れる方法――直観」を鑑賞し、メンバー25名で作品の意味を考えるワークショップを行いました。
     神戸出身でドイツを拠点に活躍する現代美術家の植松奎二さんは、鉄や石や木材などの日常的な素材を組み合わせて、重力や時間などの「見えないもの」の存在を感じさせるダイナミックで哲学的な作品を制作しています。参加した学生たちは、3~4名ずつのグループに分かれて、指定されたテーマについて作品を見ながらディスカッションを行いました。


    コロナ対策に注意しながら展示室でグループワーク


     この作品はどのような手順で作られたのか、この作品で見えるようになった「見えないもの」とは何か、この作品の不思議なところやスゴイところはどこかなど、話し合いながら考えることで、作品の理解が深まっていきました。
     最後は、自分たちが考えたことを美術博物館の学芸員の先生の前で発表して講評をいただき、植松奎二さん自身の考えや制作時のエピソードも教えていただきました。若々しい感性が発揮された作品の読み解きはとても興味深く、新鮮な驚きもあったとお褒めの言葉をいただきました。学生たちが考えを書き込んだワークシートは、植松奎二さんご本人にお届けいただけるとのことで、学生たちの考えを世界で活躍するアーティストがどう受け止めてくださるか楽しみです。
                                   (文学部人間科学科 教授 服部正)


    意見が書き込まれたワークシート